-+- 反対派の彼・賛成派の私 -+-
「・・・-さん、深津さん。」
誰....?
あれ?私......。
恋「ん....?」
「深津さん、この問題にこたえて下さい。」
国語の先生が少し困った顔をして言う。
え....?きょ....教室.........??
さっきのは....またあの夢......?
恋「す...すみません.....寝てました...。」
何も分からない私は素直にそう言うと、先生はため息をついた。
「アハハハハ-・・・・。」
クラスメートのみんなは笑う。
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国語の授業が終わりると...。
「ちょっと恋。」
心配そうに私に話しかける友達がいた。
この子はクラスメートで私の大の親友の藤當 三雅(とうどう みか)≪以下三≫。
恋「あ、三雅。どうしたの??」
私がそう聞くと、三雅は軽い溜息をついて。
三「『どうしたの??』じゃないわよ。恋、どうせあんた、またあの日の夢でも見たんでしょ?」
恋「う....うん。」
信先輩がこの学校からいなくなってから、私はさっきの夢を見ることが多い。
夢って言っても....あれは本当にあった事。
今は7月。
あれから1年ちょっとが過ぎ、私はもう2年-・・・・。
ただ...忘れられないんだろうな......。
私の表情が暗かったのか...三雅は何かを思き言う。
三「そうだっ!今日は気分転換に帰りどこか寄ろうよ?ねっ!?」
恋「...うん、そうだね。よしっ!!気分転換しに行こっ!!!」
三雅の思いつきに私は乗る事にした。
学校の後は楽しみだなぁー。
なんて、そう思いつつ残りの授業を受けた。
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