俺等のもの


座り込んだあたしにお母さんは



「座り込まない!!学校はなし!用意は夕方までに!夜には出発Gogo~♪」





やたらとテンション高すぎな母に呆れ、
今の現実に諦めを感じ、



あたしわ用意をしに部屋へいった。










このときあたしは頭がいっぱいで、受験する高校のことなんか全然考えもしなかった…






******



ガサッがさっゴンッ


「…………はぁ~っ」

荷物の確認をするあたしをお母さんは白い目でみてため息をつく。



「荷物多いのね…」




あきらかに嫌そうな顔、


女なんだから普通だしっ!

そんなお母さんを無視して続けた、






ピンポ~ン



家のベルがなった。

「はあ~い!!」



「あらあなた!ただいまぁ~…っん」




お父さんだ。



いい年して玄関でべろちゅうなんてやめてほしいよ…ほんとに‥



「ね、冬樹。」



近くにいた冬樹になんとなく同意を求めた。



「うん!」


わかってるのかわかってないのか満面の笑みの冬樹。




分かってないでほしいよ…;




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