俺等のもの
座り込んだあたしにお母さんは
「座り込まない!!学校はなし!用意は夕方までに!夜には出発Gogo~♪」
やたらとテンション高すぎな母に呆れ、
今の現実に諦めを感じ、
あたしわ用意をしに部屋へいった。
このときあたしは頭がいっぱいで、受験する高校のことなんか全然考えもしなかった…
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ガサッがさっゴンッ
「…………はぁ~っ」
荷物の確認をするあたしをお母さんは白い目でみてため息をつく。
「荷物多いのね…」
あきらかに嫌そうな顔、
女なんだから普通だしっ!
そんなお母さんを無視して続けた、
ピンポ~ン
家のベルがなった。
「はあ~い!!」
「あらあなた!ただいまぁ~…っん」
お父さんだ。
いい年して玄関でべろちゅうなんてやめてほしいよ…ほんとに‥
「ね、冬樹。」
近くにいた冬樹になんとなく同意を求めた。
「うん!」
わかってるのかわかってないのか満面の笑みの冬樹。
分かってないでほしいよ…;
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