ねもやんな生活

「アサシン由良と魔道師悠人の冒険日記」


 書いた時期はと言うと、ギアと、フェイスの間です。


 日々、暗殺者として闇の世界で生きる由良は、その正体を隠して昼間は普通の高校生をしていた。


 しかし、その学校には、同じように、日々正体を隠し、昼間は普通の高校生として振舞う魔道師悠人も通っていたのだ。


 と、ダブル主人公の形で進みます。


 魔道師は、私の持てる限りの知識を使って、「ファンタジーではないリアルな魔道師」を描きました。


 ゆえに、悠人は「ファイヤー」と唱えて、火を出すこともなければ、摩訶不思議な杖を振って、万事解決なんてこともしません。


 黒フードをかぶり、人前ではその姿を滅多に現さない、「本来の魔道師」の姿を忠実に再現したのが悠人君です。


 一方、暗殺者由良クンのほうは、かなりリアリティに欠けた暗殺者となっています^^;


 屋根から屋根へ飛び移るわ、拳銃撃ったり、ナイフ振り回したりと・・・お前はどこの超戦士だ!

 と、言わんばかりの活躍を見せます^^;


 彼らはひょんなことからお互いと敵とみなし、夜はお互いの正体を隠したまま殺し合い、昼間は同級生として、友人として振舞う・・・という不思議なストーリーです。


 これが、普通だったら最後のほうでお互いに正体がばれて、手を組むと言ったところが王道なのでしょうが、私がそれを望むわけがなく・・・。



 彼らは最後の最後までお互いの正体を知ることもなければ、手を組んだりもしません。


 それでも、共通の敵を持って、戦うのだから、不思議な感じだよね^^;
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