イジメ
あたし、
ー奈良 唯。
友達は、
ー橋上 名波。
名波しかいないの。
他は全然ついていけない。
「……唯、あたし…」
名波の噂内容は、言えるようなものじゃない
邪悪グループはあんな、大声で言わなくても良いのに…わざと。
名波は、前から死のうとしてる。
「やめて。あたしの気持ちは?」
あたしは自分のことばっかり。
…こんなの…
名波のこと、わかってなかった。
命を投げても逃げたい気持ちなんて、知らなかったから。