最後の着信メロディ
in the mist
「ほい、到着っと」
あまり話もせず、私達はミストにつきました。
今日は土曜日、ミストは定休日です。
裏口のオートロックを開けてユキさんが手招きします。
私は薄暗い店の中に入って店内を見回します。
「とりあえず、座って」
ユキさんに促されて、裏口近く、入り口から見て奥のテーブルにつきます。
「そろそろ、教えてもらってもいいですか?」
「んー、どうだろう、アタシも、そろそろ何かあるんじゃないかと思って来たんだけど」
いつになく回りくどい話し方をするユキさんに私は少しイラっとしました。
私の知っているユキさんは、もっとストレートに話す人です。
「あ、ごめんね。ちょっと、確証がないからさ、あまり期待を持たせるのもアレじゃない?」
そう言って、ウインクするユキさんを見て、私のイライラはすぐ消えました。我ながら単純です。
あまり話もせず、私達はミストにつきました。
今日は土曜日、ミストは定休日です。
裏口のオートロックを開けてユキさんが手招きします。
私は薄暗い店の中に入って店内を見回します。
「とりあえず、座って」
ユキさんに促されて、裏口近く、入り口から見て奥のテーブルにつきます。
「そろそろ、教えてもらってもいいですか?」
「んー、どうだろう、アタシも、そろそろ何かあるんじゃないかと思って来たんだけど」
いつになく回りくどい話し方をするユキさんに私は少しイラっとしました。
私の知っているユキさんは、もっとストレートに話す人です。
「あ、ごめんね。ちょっと、確証がないからさ、あまり期待を持たせるのもアレじゃない?」
そう言って、ウインクするユキさんを見て、私のイライラはすぐ消えました。我ながら単純です。