最後の着信メロディ
「はじめまして、ボクはジュンペー、このボロっちいライブハウスのオーナーでー」
「はいはい、自己紹介は適当にして、ジュンペーさん」
「なんだい?」
どうやら話し始めると長いらしいジュンペーさんを諌めてユキさんが本題に入ります。
「ちょっとこの子をステージにあげたいんだけど」
「ふんふん、あれ?さっきこの子が演るんじゃないって言ってなかった?」
「いや、だから言葉通りの意味、ステージに行かせてやりたいだけなの」
ユキさんがまたこちらを見たので、私は今度は大きく頭を下げます。
「お願いします!」
ジュンペーさんはそれを見て、すこし渋い顔をします。
「ユキちゃんの頼みだから別にいいんだけど、理由くらい聞かせてくれてもいいんじゃない?」
「話すと長くなるんだけどなあ……」
「それに今、さっきおわった連中の片付けしてるはずだよ。まったく、マキトじゃあるまいし」
思わぬところで名前が出てきたので私もユキさんもはっとしました。
「マキトがどうしたって?」
「はいはい、自己紹介は適当にして、ジュンペーさん」
「なんだい?」
どうやら話し始めると長いらしいジュンペーさんを諌めてユキさんが本題に入ります。
「ちょっとこの子をステージにあげたいんだけど」
「ふんふん、あれ?さっきこの子が演るんじゃないって言ってなかった?」
「いや、だから言葉通りの意味、ステージに行かせてやりたいだけなの」
ユキさんがまたこちらを見たので、私は今度は大きく頭を下げます。
「お願いします!」
ジュンペーさんはそれを見て、すこし渋い顔をします。
「ユキちゃんの頼みだから別にいいんだけど、理由くらい聞かせてくれてもいいんじゃない?」
「話すと長くなるんだけどなあ……」
「それに今、さっきおわった連中の片付けしてるはずだよ。まったく、マキトじゃあるまいし」
思わぬところで名前が出てきたので私もユキさんもはっとしました。
「マキトがどうしたって?」