最後の着信メロディ
「……忘れてた」

私は携帯を操作して、軽く走り出します。

シャワーも浴びなきゃならないし、服も選ばなきゃならなりません。

お化粧も念入りにしたいですし、できれば早く着いていたいです。

なにより、彼に伝える言葉を考えなくっちゃ。

駅はもう目の前です。


私の足音は携帯から流れる静かなバラードと共に、青く晴れた空に吸い込まれていきました。

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