壁から悪手
あたしは近くにあった教科書に手を伸ばす。





シュッ━━






えッ!?!?






手!?!?





...奈々子!?





でッ、でも、奈々子は夜中の1時にしか姿を現さないんじゃ...






あたしは必死になってみんなを起こした。





「千夏!!!由佳!!!桃花!!!」






「なにィ??」






千夏が眠そうな顔をしてこっちを見る。





「今......奈々子がッ...!!奈々子がッ!!!!」






「なんで??奈々子は夜中の1時にしか姿を現さないんじゃないの??」





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