双子クンとメガネっ娘

「はぁ・・・」
「どーしたの?ため息なんてついちゃってさぁ~♪」
「・・・・・」

私、黒姫悠海・・・完璧に絡まれました。
いちいち声をかけてくる兄、神谷環
無言でついてくる弟、神谷皐月
・・・~ッはっきり言ってウザい!!

「何でブス女のとこ行くの!」
「どんなに頭とスタイル良くても、顔が悪くちゃねぇ??」

女子の僻みと男子の理想は聞き飽きたっつーの!!
奴等も懲りないな。
あれから、3日も経ったのにまだ絡んでくる・・・。
完璧、シカトだけど。


*****

―――今日は、理科の小テストがある。
理科は、ウチのクラスの担任佐藤だ。


「最高点を男女二名にあることを頼みたい。嫌だからって白紙はやめとけ!!成績に入るからな」

「マジかよー」
「ひどーい・・・」

抜き打ちとか、ないわ。
成績に入るなら、真面目にやらなきゃな・・・。
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