藍色ブリティシュ

第参幕～ザコメカを破壊しろ!シアトルでタッチダウンな撃破対決～

ペンドラゴンスタジオの対決から数日後・・・。
―大王貞治まさかの勇退!後任に江茄子豊の声も―
―プリシッラ十二宮の一角を下す―
―8月10日シアトルにてセカンドラウンド開始―
そんな記事が水銀燈新聞の一面記事を飾っていた。ペンドラゴンスタジオでの彫刻対決はゲヴェールお兄ちゃんじゃなくてプリシッラちゃんの圧勝で幕を閉じたけどシアトルじゃどうなるんだろう。そんなことを考えてたらお兄ちゃんが、
｢大王監督の後任は江茄子もだけど候補には畑淵とか狭岡さんも入れるべきだろ。｣
え？ゲヴェールお兄ちゃんの対決の記事じゃなくて野球メイン？ていうか禍本さんも候補に入れなきゃじゃない？メッサーさんならきっとそう思うんだろうな～。
一方ゲヴェールお兄ちゃんはアルカナコンビ（私の使い魔で小悪魔のアルと小天使のカナ）と話していた。
｢よぉ～、今度はちゃんと勝てんのか？｣
｢あぁ。次はオレの十八番だ。負ける訳がねぇぜ!｣
｢次が十八番ってわかるって、もう知らせが来たんですか？｣
｢あぁ、コーフって知ってるか？死徒なメカヴァンパイアの。｣
言うまでもないけど死徒はバンパイアの下級種でいろんなタイプがいるんだよね。
｢それをハデにカッコよく撃破すんのが次の対戦内容だってよ。｣
あ、確かにゲヴェールお兄ちゃん向け・・・かも。でも何か忘れてる気がするんだけど・・・。
あれ？何だっけ？シアトルの一戦に大切なことな気もするけど・・・？
私が思い出そうとしている中で私の使い魔でハートの使い魔サラとクローバーの使い魔ノムが、
｢ねぇねぇ!プリシッラってば護身の心得あるらしいって♪｣
｢それじゃコーフさんの破壊も簡単かもですぅ。プリシッラちゃんの撃破次第じゃまたゲヴェールさん負けますねぇ♪｣
なんてノムがフンワリして間延びした声で言ってたらルフにディーネも、
｢もし負けたらどうしたい？｣
｢え～ディーネそんなの決まってるでしょ。3日3晩ノンストップで阿波踊りにコサックダンスにブレイクダンスとか、東京タワーのてっぺんからバンジージャンプ♪もちろん重り大量につけてね♪｣
うわ・・・。罰ゲーム危険すぎる。サッカーで同じ選手を後ろから転ばしてケガさせまくる危険なプレーの連発並に危険だ。割り箸と便座カバーで百鬼夜行の妖怪に戦いを挑むぐらい危険だ。