藍色ブリティシュ
つかヘンゼルまでプリシッラにメロメロ!?アンタにはグレーテル(妹)がいるでしょ!!そんなんじゃグレーテル怒るよ!!ん?グレーテルはグレーテルでプリシッラに憧れのまなざしっすか!!スゴいよ。ある意味スゴいよ、この兄妹を同時に釘付けとか。
一方ゲヴェールが入場してきた。いつものステレオガンマンな出で立ちでやってきた。ナイフ片手にキメポーズなのがそこはかとなくキメェ。
でも歓声はスゴい・・・かな?チルチルは兄を見つめて行く末を見守ってる感じだけどその目は実の兄より親友の姉の勝利を確信してる感じだったりしちゃうや。
「さあ!2人が来た訳だし対決をしてもらっちゃいましょー!今回の対決内容は、彫刻!スゴいのを作って、多くの票をゲットした方が勝ちぃ!で、彫刻のお題は、・・・お題は・・・。」
ヤバ!!!お題決めてなかったし!!!どーしよ!!!
私はそんな目でチルチルと一緒にいるルフに助けを求めたら、
ゴメン!私も考えんの忘れてた!だからお題は任せた!!
と言わんばかりの表情をしたからさあ大変!!えーとここは・・・!
「と・・・とりあえず好きなものを彫ってカワバンガ!!時間内に彫って彫って彫りまくれ~♪」
と咄嗟にノリでごまかせた!!
どよ!?このピンチ切り抜けたぜみたいな感じでヘンゼルとグレーテルを見たらヤレヤレと言いたげだった。
そこは敢てスルーして2人を観察しながら唄ってたらみんな私の唄に聞き惚れてて、チルチルはそんなに歌が上手かったらアイドルになれたんじゃない?って眼で私を見たけど、私も十二宮入りする前はアイドルになりたかったの。ティーンエイジャーの頃はアイドルやって、20代からは女優になりたかったの。でも十二宮入りして、アイドルも女優もダメになったの。チルチルにそんな感じのことを目で返事したら、だったら魔女も先生もやってるマルチタレントしたらいいじゃん。って目で私を見た。
はうっ!確かにそうだ!魔女と先生の二束の草鞋に物足りなさを感じてる今なら更にマルチタレントもバリバリイケる!!それに私まだ23だし。メルシー♪チルチル♪そうテレパシーを送ると、ちるみはふんわりして優しく微笑んでくれた。
一方プリシッラとゲヴェールは何を彫るか悩んでいたが、ゲヴェールは何か思い付いて、彫ろうとしていた。
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