俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
こんな全校生徒+保護者一般の方を目の前にして!?///
キス────!?!?////
嘘!!どうしよ!!////
「ヒューヒュー♪」
「いやぁ〜!!みんなの冬夜様がぁ!!」
そんな声が聞こえるにも関わらず、何事もなかったかのように私を抱き抱えながらステージをゆっくり降りる冬夜。
しかも冬夜が王子様役だから目立ちすぎ!!
絶対あとから色々言われるよ…////
冷やかされながらも冬夜は私を連れて体育館を出る。
『以上、3年2組のシンデレラでした。』
体育館からアナウンスが聞こえたと同時に一気に緊張の糸が緩む。
はぁ〜…なんとか終わったよ…
「冬夜、終わったよ?降ろして?」
「無理。」
「えっ!?ちょっと冬夜!?どこ向かってるの!?」
私を降ろすことなくお姫様抱っこをしたままどこかに向かう冬夜。
「冬夜〜!!離して〜!!恥ずかしいよ!!///」
「今ほとんどの奴体育館だから誰も見てねぇよ。」
「そ、そうだけど…」
こんな格好してるのにどこ行っても目立つよ!!///
「それ以上暴れたら手離すぞ。」
ピタッ
その一言で私は大人しくするしかなかったのだった。