俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
私達は学校を出て歩き出す。
「あっ!!入学式お疲れ様!!」
「おぅ。そう言えばお前、俺の話の時、堂々と寝てたろ?」
ギクッ!!
「あ、あれぇ〜?そうだっけ?」
「嘘つくなよ?どうなるかわかってんだろ?」
ニヤッと笑った冬夜には何かを企んだ様子が浮かんでくる。
また負けた…
「だって…暇だったし眠かったんだもん!!しかも冬夜の話『草木も芽吹き始めた頃…』から始まってさぁ…」
「文句言うなよな。俺だってあんなこと好きで言ってんじゃねぇんだよ。」
「つまんなかった〜。」
「……俺の話がつまんないってか?未歩も随分言うようになったな?」
私の顎をクイッと持ち上げて顔を近付ける冬夜。