俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
そして一段落がついたころ、冬夜のお父さんが話を切り出した。
「それで冬夜、本題だけど…」
「進路の事だろ?」
「あぁ。お前はどうするんだ?」
っていうか私やっぱりいちゃいけないような気がするな…
「あ、あの私部屋に戻ってますね。」
「あ、未歩ちゃんもいてくれて構わないよ。」
「そうですか…?」
ニッコリ笑うその優しそうな笑顔に結局甘えることになった私。
「で、もう決めてるのか?」
「あぁ。父さんの後継ぐつもり。」
「お前はそれでいいのか?」
「何が?」
「進路だよ。他にもたくさんあるのに無理しなくても…」
「無理じゃねぇよ。前から決めてたことだ。」
「そうか。わかった。」
そう言って冬夜のお父さんはまたニコッと笑った。
優しい人なんだなぁ…