俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
振り替えってみるとそこにいたのは…
「渉さん…?」
「お兄ちゃん?」
バッタリ渉さんと会った。
つーか未歩ん家の前に着いてんだから会ってもおかしくないんだけど。
「よ、よぉ冬夜…元気か!?」
「え?…あぁまぁ…元気ですけど…」
なんだその渉さんのよくわからない質問…
「て、てか!!寒いだろ!?中入っててもいいんじゃないか!?」
「え、いや…寒くないですけど…」
「いや、未歩が…「別に寒くないけど…?」
「そ、そうか…?」
なんか…渉さんおかしくないか?
俺と未歩に会ってからキョドり始めてるし、焦ってんのわかるし…
多分未歩も気づいたんだと思う。
渉さんに向かって話始めた。
「ねぇ…お兄ちゃんなんかおかしくない?」
「いいいいいや!?べ、別にっ……」
うん、明らかにおかしい。
分かりやすい動揺。
「いや!!絶対おかしい!!お兄ちゃん何隠してるの!?」
「だから何も…」
「ちょっと渉〜?さっきから誰と話してるの?」
突然渉さんの後ろからそんな声が聞こえてきた。
「「え?」」
俺と未歩の声がハモる。
今の声って…
確実に渉さんの背後からだよな?