俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
「あ、待って渚!!」
私は玄関に向かう渚を追いかけた。
「何?」
「真理のことだけど、部屋に入ったのはわざとじゃないんだよ?それに、あんな言い方だけど渚のこと心配してるんだからね?」
私がそういうとフッと笑う。
「わかってるよ!!俺も焦って動揺しただけだし!!家帰ったら姉貴にちゃんと話すから。」
「そっか…ならよかった!!」
「おぅ。邪魔して悪かったな未歩。冬夜さんによろしく。じゃあな!!」
「うん。気をつけて。」
玄関がバタンと閉まった後、リビングに行くと冬夜がこっちを見た。
「あいつ、菅野の弟のくせしてピュアだな。」
「あはは!!私今日初めて知ったよ!!今まで生意気な口ばっかだったから。」
「そうなのか?」
「うん。冬夜に心開いてた感じ。」
あんな慌てた渚、初めて見たな〜…
早く真理に言ってあげたい!!