あいらぶゆう~AI love YOU~



そんなあたしの気を全くわからない千夏たちは、あたしを立たせて船のあるところまで連れて行かれた。




「あれ? 優?」


「・・・・何?」


「なんか顔赤くね?」


「別に・・・・・・」



あぁ、しんどい・・・




後ろで交わされていた会話。


意識もうろうとしていたあたしは、気付く訳もなかった。



「愛大丈夫? 辛いならあたしにもたれていいよ」


「ん。ありがと」


波で揺れる船の上。
あたしはさっきあった出来事を思い出していた。



冷静に考えると、あれって




キ ス ?


< 134 / 353 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop