あいらぶゆう~AI love YOU~
あれ?
なんであんな事になったんだ?
てゆうか何でこんなことに??
「あ。この船はね?海の家のお兄さんのもので、お願いして連れてきてもらったんだよ」
「へ? あぁ、そうなんだ・・・」
不思議そうな顔してるあたしの見て、
『この船どうしたんだろう?』
と思ったと思う千夏はゆっくり説明してくれた。
そんなこと全然気にしてなかったな・・・
チラッと見た優は、平然としていて何もなかったみたいな顔だし。
てゆうか、“アレ”は何?
教えてよ、優・・・・・・
見つめた優があたしを見ることはなくて、
ずっと違うところを見つめていた。
今もかすかに弾んでいるあたしの心臓と、
馬鹿みたいに熱い顔。
それは、熱の所為・・・だよね?
あたしの“何か”が動いた気がした。
15の、夏の夜だった