あいらぶゆう~AI love YOU~



そんなあたしの切実な願いが届いたのか、
波ちゃんは口を開いた。



「愛さんって、優ちゃんと
いつから友達なんですか?」


「いつから・・・今年の春?」



何でそんなこと聞くの?
探りいれてる?



『じゃあ、中学生の
優ちゃんは知らないんですね?』


・・・・・・ってか?



あたしの頭はドラマの刑事並に、
波ちゃんを疑ってみてしまう。



そんなことないよね? 失礼だもん。
まさかそんな訳・・・・・・



「じゃあ、中学生の
優ちゃんは知らないんですね?」



!!!!!!!!!


「愛さん?」


「へっ? あぁ。うん」



考えていたことがそのまま出てきて
一瞬だけ固まってしまった・・・・・


まさか、ほんとに言われるなんて・・・


「波が優ちゃんの部屋に遊びに行ったとき、最近はクラスの女の子の話ばっかりするんです。」


「へぇ~・・・・・・」



それはなに?
優の部屋にしょっちゅう
行ってるって言いたいの?





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