あいらぶゆう~AI love YOU~
「今どこにいる?
さっき分かれたことまで
来て欲しいんだけど。
だって・・・・・」
「行ってきなよ! はやく!」
「でもぉ・・・・」
さっきまで泣いてたし、顔が変じゃない?
「大丈夫! 顔は変じゃない!」
思ってたことを聞こうとした前に、
千夏が答えて早く行くように促がされた。
「・・・・・・いってきます!」
立ち上がり、千夏に背を向けて走る。
ほんとは“来て欲しい”って
言われて嬉しかった。
嬉しかったんだからね! ばか!
優が来てって言うなら
どこへだって行くんだから。
アンタはどれだけあたしを泣かせて、
だれだけあたしを走らせるつもり?
足を止めて、優の姿を探す。
「はぁ、はぁ・・・いた。」
ベンチに座ってるあたしの
“愛しい人”
今行くからね。
止めていた足をまた走らせた。