あいらぶゆう~AI love YOU~
「えぇ! 嘘!!」
「なんで嘘つくんだよ?」
「だって! なんで!? どーやって!?」
「どうって・・・・普通に亮太から聞いた」
「うっそ・・・・しかも普通に?」
「お前、坂井に嫌われてんじゃね?」
ははっ、と笑った優の声が教室に響き渡る。
優にはなんともない事かもしれない。
だけど今、あたしの胸は
心地いいリズムを保って脈打っている。
----ドキン、ドキン、ドキン・・・・・
あたしから目線をそらして鞄に荷物を詰め
込んでる優の横顔をじっと見つめる。
振り向かないで・・・・・
今振り向かれたら、
あたしが優を見てることがバレちゃう。
溢れ出る想いが止まらない。