あいらぶゆう~AI love YOU~
ふるふると顔を横に振る。
優の表情は、今まで
見たことないくらいに冷たい・・・・
思わず優から顔をそらすと、
手で無理やりまっすぐに向きなおされた。
「答えろよ。俺は代わりだろ?」
「やめて・・・・・・」
「俺を代わりにするほど、
要の事が好きなんだろ?」
「やめて・・・・ちがっ・・・・・」
“違うよ”
言いたかった言葉は、
優に唇を塞がれて出てこなかった。
押し付けられるかの様に
重なるあたしと優の唇。
「っ・・・・・・」
「あ・・・・・・」
優の唇噛んじゃった・・・・・・
パッと離れてあたしから離れる優。
体を起こして、
「ごめん・・・・・」
血の滲む唇に手を伸ばそうとしたとき。