あいらぶゆう~AI love YOU~
「ぶぇっっくしょぉん!」
あー、寒い。
待ち続けて早数時間。
おっさんくしゃみが出ても、
周りを気にせず鼻をすする。
あーぁ、ほんとに来ないかも・・・・・・
そう考えながらも、
1つ隣のベンチの座ってる女の子が目に入った。
同じ年くらいで、
体を小さくしながら寒さを凌いでいる。
あなたも人を待ってるの?
それは彼氏? 友達?
その人はココに来るの?
あたしも大好きな人を待ってるの。
勝手に同じと思い込み、
この子と一緒に待っていよう。
そう思った。
待ちながらも、
ふと、遠い日の事を思い出した。
それは、
あたしがまだ小学生だった頃・・・・・・