あいらぶゆう~AI love YOU~
強くそう言い放ち、
大きく息を吸う優。
何を言われるのかドキドキして、
同時に、
何を言われるのか怖くなった。
抱きしめられて、あたしは自分の腕をどうしていいかもわからずにただ直立ちしている。
「最初は、どうでもよかった」
考えていたあたしの耳に届く声。
素っ気ないようで、優しい声・・・・・・
「お前が要を好きなのは知ってたし、
協力するっつったのもおろしろそうだから」
おもしろそう・・・・・・
そんな簡単に協力してたんかい。
優の言葉につい頬が緩む。
そんなあたしに気付かず、
淡々と離しつづける優。
「女なんか全部一緒と思ってた。
見た目だけで判断して、近寄ってくる。
俺はそれがたまらなく嫌だった。
俺の中身なんか誰も見てないって思ったら、
嫌だったんだ・・・・・」
それはすごく悲しそうな声で、
あたしの心もなぜだかきゅーっと音が鳴る。
見た目がよくて、
それを気にしてるなんて全く気付かなかった。