あいらぶゆう~AI love YOU~
かっちーん・・・・・
地面に向けていた視線を優へとやる。
「しょーもないってなによ!」
「なにって・・・・・
たかがおみくじだろ? んな気にすんなよ」
「たかがじゃないよ!
これで1年の運気が決まるんだから!!」
「そんな重要なもんか?」
「重要だよ!」
持っていた巾着で優の腰辺りを叩く。
「そんな熱くなんなよ・・・・」
手で腰をさすりながら、
少しむっとした表情になった優。
ありゃ、ちょっとやり過ぎちゃったな・・・
ケンカが始まりそうな雰囲気を感じ取ったあたしは、ころりと態度を変えて優に話しかける。
「えーっとさ。
優はなんだったの? おみくじ」
「あ? 大吉・・・だけど」
気まずそうにふいっと顔を背ける。
だ、大吉・・・・・・・・