あいらぶゆう~AI love YOU~

な、何いってんの正樹くん。



ニコニコ笑いながら、
正樹くんはとんでもなことを言った。



「じゃあ、今もさっさと飽きるね」



えーーっ！！



きっと気が変わるのが早いとは、
あたしが要君を好きだったことを言っているのだろう。




いや、確かに要君が好きとは言ったけど。

いや、それよりもなんで今言う？



なんで優の前で言うんだー！！




怒るより、

笑い飛ばすより、

びっくりしてしまった。



え？　これって冗談？
笑えばいいの？　どうしたらいいの！？



口をあんぐり開けて、
優の腕を掴んでいた手が緩む。



「あのさ」



どう反応していいかわからなかったあたしの横で、今の今まで黙っていた優が口を開いた。



「それって冗談？　笑えねーよ」


優より背の低い正樹くんを見下ろしながら、フッと鼻で笑った優。



おぉ、そんな反応でいいのか････


ちょっと感心しながら、優を見つめる。