あいらぶゆう~AI love YOU~
ぱしっと手は掴まれて、
聞きなれた声がした。
そっと見ると、
「はぁ? 優!?」
「お前すごい技持ってんな・・・・・」
溜息をつく優。
いやいや、何でこんなとこにいんの?
ってゆうか、
何であたしはココに連れて来られたの?
手を握られたまま、
頭に大量の“ハテナ”を飛ばす。
「あの・・・・・なに?」
そう小さな声で言うと、
「別に」
と言って、握られていた手をそのまま引っ張られ、優は歩き出した。
「うわっ!」
少し前のめりになるも、
すぐに体勢を立て直して前を歩いている優を見る。
『別に』って・・・・・・
どのへんが『別に』!?