あいらぶゆう~AI love YOU~



ぱしっと手は掴まれて、
聞きなれた声がした。


そっと見ると、






「はぁ? 優!?」


「お前すごい技持ってんな・・・・・」






溜息をつく優。




いやいや、何でこんなとこにいんの?

ってゆうか、
何であたしはココに連れて来られたの?



手を握られたまま、
頭に大量の“ハテナ”を飛ばす。


「あの・・・・・なに?」



そう小さな声で言うと、



「別に」



と言って、握られていた手をそのまま引っ張られ、優は歩き出した。







「うわっ!」


少し前のめりになるも、
すぐに体勢を立て直して前を歩いている優を見る。



『別に』って・・・・・・





どのへんが『別に』!?



< 304 / 353 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop