あいらぶゆう~AI love YOU~
嘘ッ
目を見開いて優を見ると、
手の隙間から見える優の顔は、ありえないくらい赤くて。
それにつられてあたしの顔も赤く染まる。
「格好つけて行けっつったけど、
なっんかモヤモヤして・・・・・
あぁ、なに言ってんだ俺・・・・・」
そうか、優もそんなこと考えて・・・
見たことない優の姿に、
ついついにやけてしまう。
「いえいえいーえ。
そんなことだろうと思って、ちゃんとやっといたから!」
上機嫌で優へと近づき、
顔を覗き込んで満面の笑みで見つめる。
「なんか調子のってね?」
「まっさか。んなわけないじゃん」
少し赤みの引いた顔で、
不審そうにあたしを見る優。
その顔を見て、
さらに顔がにやける。
「あ、そうだ。
1日早いけど、バレンタインチョコでぇす♪」
明日渡すつもりだったチョコは、
はじめてみた優が見れて嬉しくて。
渡したくなり、コンビニの袋から
取り出した。