あいらぶゆう~AI love YOU~
マンガみたいに電柱に隠れてるあたしは、
周りから見たら相当痛い子なんだろうな。
でもそんなに知らないもん。
あたしの勝手でしょ?
ほっといてくださーいっ
前を歩く優はあたしに気づかず、
どんどんどこかへ向かってる模様。
こんなとこ来たことないよ。
優ってばほんとにどこ行くの?
どんどん先に進むにつれ、
どんどん不安が大きくなる。
あらぬ予感もしてしまう。
“女の子のところに行ったらどうしよう”
優のこと疑う訳じゃないけど、
あたしに黙って一体何をするの?
「・・・・・・あっ」
色々考えてるうちに、
優が角を曲がってしまった。
見失わないよう、
走ってそれを追いかける。
そして角を曲がった瞬間。