あいらぶゆう~AI love YOU~
優を見ると、
いまだにあたしを馬鹿にしたような目で見てる。
くっそぅ・・・・・
「ねぇ」
「あ?」
「何に照れたの?」
「・・・・・・・べ、別に」
いや、絶対嘘じゃんっていう態度の優。
だってそっぽ向いて、
口笛とか吹いちゃってるもん。
ぐいっと、正面にいる優に詰め寄る。
「な・に・に、照れたの?」
今までのあたしの悩みの種を、
聞き出してやろうじゃないの。
優は顔を合わせないように、
これでもかってくらいに体をそらしてる。
あたしはそれに負けじと、
ぐんぐん優へと近づく。
「優・・・・・・」
あたしが小さな声で優を呼ぶと
「だー!! もうっ!」
と言って体を元の位置に戻し、
そばに置いてあった優のコートのポケットへとてを突っ込んだ。