あいらぶゆう~AI love YOU~
その時、傘を掴んでいる優の手が、
緩んだのがわかった。
チャーンス!
優の手から傘をサッと抜き取り、
「ばーか!うそだよ~、傘ゲット☆」
「・・・・・あっ、何すんだよ!つーかそんなん誰が信じるか!」
信じてなくても、傘ゲット出来たしもういいや。
横にいる優は怒りすぎて顔が、
どことなく赤い。
うーん。たしかに、これで優が風邪引いたら、完全あたしの所為だな・・・・・・
それもそれで、面倒くさい。
あとから絶対なんか言ってくるし・・・・・・
「よーし!優しい愛サマが、優クンを傘に入れてあげよう!」
「もーいーよ・・・それで・・・・・・」