あいらぶゆう~AI love YOU~
ふぅっと溜息をした優は、
あたしが持っていた傘を取って、
「じゃ、さっさと帰んぞ。」
「はーい。」
優と相合傘ってのがなんか気に入らないけど、傘に有り付けたからもういいや。
「ちょっと待ってて、俺先生に呼ばれてるから。」
階段を降りて、
下駄箱の隣にある職員室に入っていく優。
ちょっと暇になったあたしは、
下駄箱にもたれかかり、
ポケットからケータイを取り出す。
「あれ、仲森?」
声を掛けられて、顔を上げると・・・・・・
「・・・・かっ要君!!」
なんと要君が目の前に。
「何してんの?こんなとこで。
まさか、仲森も傘ないの?」
「うっうん・・・・・・」