あいらぶ?~I love?~
そうだった・・・・・
裏庭ってコイツのアジトみたいなもんじゃん。
軽く後悔しながら、
指でピンッと愛のでこを弾いた。
「いたっ」
「サボんな、ばーか」
「また馬鹿って言った・・・・」
でこを押さえながら、
口をパンパンに膨らました。
ふっ、マヌケ・・・・・・
こみ上げる笑いを抑えながら、
裏庭へ向かおうと足を進めたとき。
「あー、2人してサボりだー」
「要・・・・・・・」
両手にペンキを抱えた要が居た。
「どうしたの? 要君」
俺の目の前に居た愛は、
ほのかな香りを残して
俺のそばから離れていった。