37℃ 【短編】
君に聞きたいことはやまほどあるんだ。


どうやったら答えを教えてくれる?


返ってこない疑問を何度もぶつけた。


君がいない、この道は何の幸せも感じられないよ。


君を失ってから、心には哀しみしか浮かばない。



俺の心は、脆い氷のよう。ちょっと手を触れただけで、跡形もなく崩れおちてしまいそうだ。












走り出したハイウェイの向こうに君の笑顔が見えた気がした。


もう俺を置いてかないでくれ…

加速していくスピードの中で、俺は確かに君の笑顔を見た。
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