「私」にはなかった「モノ」【実話】
その後も、度々貧血はおこしたが、倒れる前に保健室で休む。
担任にも一日2時間まで保健室で休んで良いと言われた。

そんな調子で一年生が終わり、二年生になった。

よっちゃんは三年生だったので、卒業してしまった。
今は仕事をしながら高校に通っている。

それとは逆に、私は毎日にどんどん嫌気が差していた。
よっちゃんが卒業して、美術部の新しい三年生が私を虐めるようになった。

面倒だった。

そのまま次第に部活に行かなくなった。
顧問の先生が毎日呼びに来た。

行く事はほぼなかった。
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