「私」にはなかった「モノ」【実話】
私はアユミ。
これから中学に通う12歳の女だ。
自分でわかっている性格は短気。
それだけ。
面倒くさがりかも…
一番の特徴は


自分が大嫌いだという事だと思う。



小学生の時虐められていた。

アユミという自分の名前が嫌いだった。

この名前の自分が存在しなければ虐められる事はないんだと思った。

デブとか、キモイとか、よく言われた。

それが事実だから皆そう言うのだろうと思った。

でも、根本的な理由はわからなかった。

気にしていないふりをしていた。

数は少ないけれど、友達もいたから。

中学生になったらきっと変われると思っていたから。
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