「私」にはなかった「モノ」【実話】
甘かった。
中学生になった。
仲のよかった友達は愛宕中に入学した。
私は城南中だった。
出来れば愛宕中に行きたかった。
でも、仕方ない。
理由もなしに学区外登校なんて出来ない。
それに、愛宕中は少し遠い。
諦めて城南中に通った。
私には姉が4人いる。
一人は歳が近かったので、最初の一年は一緒に通った。
仲の良い姉妹だとよく言われた。
私も姉が大好きだ。
姉が美術部だったので、私も美術部に入った。
元々絵を描くのが好きだったのもある。
美術とは違うが、どちらでも良い。
姉と帰りの時間を合わせるだけの暇つぶしだ。
中学は、私が想像していたものとはかけ離れていた。
小学校と同じだった。
勉強もそんなに難しい訳でもない。
普通に授業を受けてさえいれば、テストで一学年100人くらいの中でも20番くらいはとれ
た。
宿題なんてやった事がなかった。
登校して暇があったら教室でやっていたし、暇がなければ授業中にやった。
それも、ノートの提出がある時だけ。
クラスは違ったけど、話が出来る子がいた。
小学校の時に知り合った[お友達ごっこ]のメンバーだ。
友達にはなりたくない。
性格があわないのだと思う。
でも、とりあえずは集団生活の中、1人か2人くらい仲間がいた方が良い。
それだけで一緒にいた。
中学はもちろん小学生の時と同じクラスメイトも多い。
他校から入学した人にも私の文句を言っていた。
「嗚呼…また小学生の頃と同じなんだなぁ…」
諦めていた。
中学生になった。
仲のよかった友達は愛宕中に入学した。
私は城南中だった。
出来れば愛宕中に行きたかった。
でも、仕方ない。
理由もなしに学区外登校なんて出来ない。
それに、愛宕中は少し遠い。
諦めて城南中に通った。
私には姉が4人いる。
一人は歳が近かったので、最初の一年は一緒に通った。
仲の良い姉妹だとよく言われた。
私も姉が大好きだ。
姉が美術部だったので、私も美術部に入った。
元々絵を描くのが好きだったのもある。
美術とは違うが、どちらでも良い。
姉と帰りの時間を合わせるだけの暇つぶしだ。
中学は、私が想像していたものとはかけ離れていた。
小学校と同じだった。
勉強もそんなに難しい訳でもない。
普通に授業を受けてさえいれば、テストで一学年100人くらいの中でも20番くらいはとれ
た。
宿題なんてやった事がなかった。
登校して暇があったら教室でやっていたし、暇がなければ授業中にやった。
それも、ノートの提出がある時だけ。
クラスは違ったけど、話が出来る子がいた。
小学校の時に知り合った[お友達ごっこ]のメンバーだ。
友達にはなりたくない。
性格があわないのだと思う。
でも、とりあえずは集団生活の中、1人か2人くらい仲間がいた方が良い。
それだけで一緒にいた。
中学はもちろん小学生の時と同じクラスメイトも多い。
他校から入学した人にも私の文句を言っていた。
「嗚呼…また小学生の頃と同じなんだなぁ…」
諦めていた。