「私」にはなかった「モノ」【実話】
それからも何度か会って遊んだり、メールをしたりしていた。
アキラさんは本当に良い人で、本当に楽しそうに笑う人。
私は彼に憧れていた。



あんな風になれたらきっと楽しいだろうな…




気付けば遊び始めてからもうすぐ一ヶ月になろうとしていた。
時が経つのは早いなぁと思いつつ、初めて遊んだ時の事を思い出していた。


あの時はまだアキラさんの事は何も知らなかった。

なのに何故遊ぶ約束が出来たのだろう?


この答えはまだまだみつからないまま。
答えを知っているのはそう、自分だけ。
それでも私にはまだ理解出来ていなかった。


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