「私」にはなかった「モノ」【実話】

それは宝物。

今日は3月11日。

いつも通りメールをしたり、家で寝ていたりした。

ふと携帯を見ると、「新着メール1件」。
開いて内容を確認すると、それはアキラさんからのメールだった。



元気?
最近会ってないね?
今度どっか遊びに行こうよ!



嬉しい内容だった。
近々出かける用事があった私。
返信は何も考えずとも自然に打てていた。



良いですね!
20日は出かける用事がありますけど、他の日ならいつでも大丈夫ですよ♪
アキラさんの都合の良い日を教えて下さい。

20日?
どこ行くの?

●●市まで…
こないだ話してたイベントに行くんです。

へぇ!
良いな!俺も行きたい!



え?仕事は?
自然に頭に出てきた一言だった。
そのまま返信した。



え?
仕事はどうしたんですか?(笑)
サボっちゃだめですよ~

休みずらすよ。
その前日が休みなんだ。
そのくらいなら班長も許してくれるから!(笑)

そうですか?
あ、後輩も一緒ですけど良いですか?

うん!
でもその子は良いのかな?

あ~あの子は大丈夫です。
私の決めた事には絶対逆らいませんから…
むしろそれを喜んでるのかも…;;

うわっ!
お嬢怖い!
その子が良いなら連れてって!



怖いって…
別に私が無理に言う事聞かせてる訳じゃないのに…
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