おいで。


時間が経つのは早かった。

おばぁちゃんとおじぃちゃんと過ごした時間が楽しくて別れの時間が迫ってもこの家にいたいと思った。


時計は、午後8時を指していた。


「ほらぁ~由希ぃ~はやくしなさ~い!」

そう言って玄関先でお母さんが私を急かした。


「おばあちゃん、おじぃちゃん、また遊びに来るからね!」

そう言って私は、手を振った。


おばあちゃんもおじぃちゃんも笑顔で手を振ってくれた。







< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop