おいで。


私は、窓ガラスに頬を当て空を眺めた。

ヒンヤリ冷たい窓ガラスに背筋がゾクッとした。


空は、都会と違い空気が澄んでいるためより一層星が輝いていた。

「きれー」
私は、自然と言葉を吐いた。

「お母さん、この道通学路だったのよ~。夜部活が終わって帰る時よく空眺めてたな~。な~んか懐かしくなっちゃった」

そう言ってお母さんは、フフッと笑った。





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