田舎男と都会女






それからいろんな人に囲まれ、質問攻めにあった栞汰くんは疲れ果てていた。




アタシが走れないからずっと

「逃げるよ」

なんて言わなかった。








その証拠に
きいたもん。


「何で走らなかったの?」

「だって走れんじゃろ?」

と、ケロリと言った。




「それに本当の事言わんと変な噂広がるけんのー(笑)」





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