あたしの執事
「お嬢様、住所がわかりました。」


愛梨はその速さに驚きながらも、その住所の書かれた紙をを受け取った。




「今から、出かけてくるわ。」


「では、私もお供いたします。」


「いえ、一人で行くわ。ついて来ないで」




「ですが……。私が専用の車でお送りいたします。」




「要らないわ、お父様には秘密にしておきたいの。タクシーを呼んで頂戴。」




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