あたしの執事
「リーダー!!てめぇ、よくもリーダーを…。」


そう言って先程坂上を殴った男と、坂上にみぞおちを食らった男が坂上に殴りかかろうとした時だった。



坂上はいつのまにか立ち上がっていて、男たちの方を振り返った。




苛烈に光る瞳は、怒りに満ち溢れていた。





「失せろ。」




立ちすくむ男達に、怒気をはらんだ低い声で言った。






そして、月夜に照らされた坂上の瞳は緑色に輝き、男達を威圧していた。
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