あたしの執事
「あ、あの…表のアルバイト募集の張り紙みたんですけど…」



愛梨は小さな声でおずおずと尋ねた。



「アルバイト希望の方ですね。少々お待ち下さい。」



目が切れ長で全体的に細めな女の子がそう言うと、奥に入っていった。



「お待たせいたしました。私が店長の西森です。」



そうにこやかに出てきたのは、目が二重で落ち着いた雰囲気の年齢不詳の人が立っていた。



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