あたしの執事

嫉妬心

翌日学校を終えると、約束通り菜月が早速遊びに来た。



「愛梨様、お友達の大倉菜月様がお見えになりました。」



「今、行くわ。」


愛梨は坂上に返事をすると、白色のカーディガンと黒のプリーツスカートに着替えた。


「菜月、よく来てくれたわね。」



愛梨はそう言いながら菜月のいでたちを見て、一瞬固まった。



ピンクの花柄のシフォンのミニワンピースに


首にはパールのネックレス



完璧な化粧を施していた




なに、この菜月の気合いの入れようは……。











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