あたしの執事
「愛梨お嬢様、どうぞ。」

そう言って、皿を机の上に置いた坂上の表情がかすかに自分の時と違うのを菜月は見逃さなかった。



「ありがとう。」



あ、これあたしの一番好きな組み合わせだわっ!


偶然かしら?



でも嬉しいっ!!


愛梨は大好物のブルーベリーシフォンケーキとカフェオーレを目の前に思わず口元が緩んだ。


そして美味しそうに口の中へ頬張った。






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