あたしの執事
そして、坂上も幸せそうな顔でその愛梨の食べる様子を見守っていた。


それを見て面白くないのが、菜月である。


菜月は少々声のトーンを低くしながら、誰にも聞こえないように呟いた。



…にしても、何故カフェオレなわけ?


愛梨の大好物じゃない。


菜月はわざとらしく咳払いをすると、彼女も食べ始めた。


「いただきます。美味しい~♪これ、もしかして坂上さんが作ったの?」


「はい、恐れながら。大倉様に喜んで頂けて光栄です。」







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