あたしの執事
それに、以前坂上が自分の事を語っていた時…


本当につらそうだったもの

事情はよく知らないけど


『生まれてはいけない子』


その響きがどんなにつらいか自分は知っている


だから、もう掘り起こさないで欲しいの。


「──聞きたいわ。でも……。」


「でも…?」
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