あたしの執事
「そう。交渉決裂てわけ?ま、後悔しても知らないから。」


菜月は捨て台詞を言うなり、客室から出て行った。



愛梨はその様子を見て、菜月が今後どのような事をしてくるのかと思うとひどく不安になった。


大丈夫、明日になればきっといつもの菜月よ。


そう自分に言い聞かせても愛梨は震えが止まらなかった。



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